阪神・岡田監督や近本、サトテル、村上…兵庫出身の5選手が間近に 西宮と尼崎で日本一&リーグV報告

西宮市役所前でファンに日本一を報告する阪神タイガースの岡田彰布監督(左)と兵庫県出身の選手たち=27日午後、西宮市六湛寺町(撮影・吉田敦史)

 38年ぶりの日本一を成し遂げたプロ野球・阪神タイガースの岡田彰布監督や選手らが27日、本拠地・甲子園球場がある西宮市と、2軍球場が移転する尼崎市で報告会を開いた。2会場で計約4300人のファンが詰めかけ、「ありがとう」の声が飛び交った。

 報告会は前回リーグ優勝した2005年以来で、それぞれ市や商工会議所などが実行委員会を組織した。選手会長の近本光司外野手(淡路市出身)▽坂本誠志郎捕手(養父市出身)▽佐藤輝明内野手(西宮市出身)▽才木浩人投手(神戸市西区出身)▽村上頌樹投手(南あわじ市出身)-の兵庫出身5選手も参加した。

 午後2時ごろ、西宮市役所前の六湛寺公園に登場した岡田監督は「私も西宮市民。皆さんと優勝の喜びを分かち合えるのも応援のおかげ」とし「もっともっとこのチームは強くなる」と連覇への決意を表明した。佐藤選手は「ホームランでトップを取って、また皆さんの前で報告したい」と力を込めた。

 この日は代休日となっている小学校もあり、ユニホームを着た児童の姿も。祖父の代から阪神ファンという小学3年の児童(9)と弟で小学1年の児童(6)は最前列でチームの応援歌「六甲おろし」を歌い、「近くで見た選手はかっこよかった。練習を頑張って佐藤選手みたいなバッターになりたい」と声を弾ませた。

 岡田監督らは、毎年必勝祈願をする同市の西宮神社や広田神社も参拝した。(広畑千春、地道優樹)

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