アジア大会の種目別平均台で金メダル獲得の岡村真選手(18) 足の冷えを防ぐ愛用品は“ペンギンスリッパ”

26日に三重県四日市市で行われたのは、全日本体操団体選手権。10月、世界選手権連覇を果たした橋本大輝選手をはじめ、日本のトップ選手が集まりました。

中でもCBCテレビが注目したのは…

(岡村真選手・18歳)
「後輩の子たちがすごく応援してくれて、それが力になった」

相好体操クラブに所属する三重県津市出身の岡村真(おかむらまな)選手(18)。岡村選手はアジア大会の種目別平均台で、日本史上初の金メダルを獲得する快挙を成し遂げました。

岡村にとってはアジア女王となって初めての大舞台が地元開催。

(岡村真選手・18歳)
「全日本選手権やNHK杯の(パリ五輪)選考会に向けて、構成を使えるように準備していく試合だと思う」

膝のケガの影響で4種目中、段違い平行棒と平均台のみの出場となりましたが、アジア大会からの進化を目指す大会となりました。

チームメイトに託した、ゆかの演技中には仲間を鼓舞する姿も。

順番を待つ間、集中力を高める中で取り出したのは…ペンギンのスリッパ。

(岡村真選手・18歳)
「足が冷えないように、スリッパを愛用しています」

そして、岡村の今大会初演技、段違い平行棒。

演技をまとめあげました。そして、アジア大会で優勝した平均台。

(クラブの後輩)
「まなちゃんガンバ~」

後輩の応援にも熱が入ります。

岡村選手の代名詞、側宙スワンを見事成功させると、全選手中2位の13.800の高得点をマーク。チームは全体10位で大会を終えました。

(岡村真選手・18歳)
「側宙、スワン、バク転の3連続をアジア大会からは変えて挑戦するつもり。緊張とかもあって(側宙、スワンの)2連続で止まってしまった」

アジア大会より難易度の高い構成を目指した、側宙、スワンからのバク転。

(岡村真選手・18歳)
「守る演技じゃなくて攻めた演技をこれから練習で取り組めるようにしていくことと、今回地元でみなさんが応援してくださっている中で自分のきれいさは出せたので見てもらえてよかった」

アジアよりもさらに高い頂へ。来年4月から始まるオリンピック選考会へ岡村選手は確かな手ごたえを掴みました。

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