「強い酩酊感が欲しい人はいる」 「大麻グミ」問題をうけて広島でも立ち入り検査

大麻に似た成分「HHCH」を含むグミを食べた人の健康被害が相次いだ事態を受け、27日、広島県内でも同じ成分を含んだと見られる商品を扱う複数の店舗に立入り検査が入りました。

中国四国厚生局・麻薬取締部が立ち入り検査に入ったのは、広島市と三原市のあわせて4つの店舗です。

店舗では、担当者が大麻に近い成分「HHCH」を含んだ商品を扱っていないかなどを確認しました。

見つかった場合は商品の「販売停止命令」を出すとしています。

今回、実際に立ち入り検査があった店舗に、「HHCH」の現状を聞きました。

■立ち入り検査を受けた店の店主

「一瞬扱っていたけどすぐなくなりました。今月頭か半ばくらいでしょうかね。今回問題になったグミとかもそうだけど、ああいう高濃度商品で強い酩酊感が欲しい人はいるので、そこの需要を取ろうとする業態の方は出るでしょうね」

国は、「HHCH」を、健康被害を引き起こす恐れがあるとしてすでに「指定薬物」に追加…。

12月2日から流通や所持・使用が禁止されることになり、今後、県警も取り締まるとしています。

【2023年11月27日放送】

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