食品の密輸相次ぐ、上海ガニや肉を押収

香港税関は11月24日、港珠澳大橋経由での上海ガニと肉類および家禽類の密輸を摘発した。11月25日付政府公報によると、税関はリスクアセスメントに基づき港珠澳大橋の出入境事務所で中国本土から香港へ入境するトラックのうち荷物の申告書に電子製品や食品と記載されている車両の荷台を調査しているが、近日は上海ガニの密輸摘発が相次いでいる。このほど見つかったのは、未申告の上海ガニ約1800匹、カニの重さは約550キロ。また、同時に肉類と家禽類3700キロも見つかった。それらすべて合わせると市価は52万ドルに相当する。今回押収されたカニと肉類、家禽類はいずれも輸出地当局の衛生証明書はなく、販売許可規定に符合しないものだった。この時期は例年、上海ガニの密輸が多く発生することから、当局は陸海空のボーダーで香港へ輸入される貨物の監視を強化しているが、市民に来歴不明のカニは購入しないよう呼び掛けている。(写真・政府新聞処)

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