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石川県内の酒造各社で、新酒の仕込みが本格化している。今年5月、白山手取川ジオパークがユネスコの世界認定を受けた白山市の車多酒造では27日、蔵人が櫂(かい)を使って乳白色のもろみをかき混ぜ、ジオの恵みを受けた日本酒の芳醇(ほうじゅん)な香りを漂わせた。
同社によると、今年は新型コロナが落ち着いたことに加え、世界ジオの認定や来年3月の北陸新幹線県内全線開業もあり、昨年より2割ほど生産量を増やす。
岡田謙治杜氏(56)は「米のうまみを感じられる、きりりとした味に仕上がった。日本酒を通じて白山伝統の味を多くの人に伝えたい」と意気込んだ。