「売春はしない」性的暴行し“始末書”書かせたか 警視正を再逮捕へ 別の女性への加害可能性高まる 広島 

警察官であることを伝えて女性に性的暴行をしたとして今月逮捕された警視正の男について、警察は近く、再逮捕する方針を固めたことが分かりました。

中国四国管区警察局の警視正・岩本幸一容疑者はことし9月、広島市のホテルで20代の女性に階級章付きの制服を見せ、「売春を担当する部署にいる。これは犯罪になる」などと言って性的暴行を加え、「売春はしない」と誓わせる「始末書」を書かせたなどとして今月逮捕されていました。

捜査関係者によりますと、岩本容疑者はマッチングアプリを使って複数の女性とやり取りをしていて、自宅からは同様の「始末書」が複数枚見つかっているということです。

警察は、岩本容疑者が別の女性に対しても同様の方法で暴行に及んでいたとみて、近く再逮捕する方針を固めたということです。

岩本容疑者は容疑を否認した上で、「売春行為を取り締まる捜査だった」などと供述しているということですが、売春捜査を担当していないことなどから、警察が動機などを調べています。

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