目が不自由な人に役立ててもらおうと、来年の点字カレンダーが伊予銀行から県視覚障がい者協会に贈られました。表紙は、愛媛県新居浜市在住のアーティスト、石村嘉成さんが手掛けました。
28日の贈呈式では、伊予銀行の佐賀山隆本店営業部長から、県視覚障がい者協会の楠本光男会長に目録が手渡されました。
贈られたのは、日付けや曜日が点字で記された来年のカレンダー550部で、表紙には、自閉症と向き合いながら活動を続けている新居浜市在住のアーティスト、石村嘉成さんが手掛けた来年の干支、辰の絵が立体的に印刷されています。
(アーティスト・石村嘉成さん)
「このザラザラとした輪郭を触ってみて、誰でも使える、障がい者の人も使える、感覚が楽しいカレンダー」
(愛媛県視覚障害者協会・楠本光男会長)
「このゴツゴツした感じもすごく印象的だし、非常に細かく描かれているのかなと思う美的感覚を我々にも伝えてくれる石村さんに心から感謝したい」
贈られたカレンダーは今後、協会の会員のほか、特別支援学校や福祉施設などに配られます。