広島カープ 栗林良吏 球団最速タイの大台突破「来季は守護神としてマウンドへ」

広島カープ主力選手の契約更改が28日から始まり、栗林良吏 投手が球団最速タイの大台突破を勝ち取りました。

広島カープ 栗林良吏 選手
― 契約更改のサインは?
「はい。去年より2000万円上げてもらいました」

9500万円(推定)→1億1500万円(推定)

今シーズンはWBC日本代表からの途中離脱から始まり、3月・4月だけで4敗を喫する苦しいスタートで、5月1日には登録抹消も味わいました。しかし、球団としても日本代表の活動に大きな理解を示し、その点も評価に反映されました。

栗林良吏 選手
「ことしはWBC出てはいないですけど、途中離脱もあって、そういうところもたくさん話してもらって、ことしの成績だけでいったら給料も上がらないというか、そんなにここまで上げてもらえない中で、WBCというところを考慮してもらって、今回、こうやって上げてもらったので、そういうところの説明とか含め、こまかいところも話させてもらいました。まあ、やっぱりシーズンの後半というのか、7月以降の成績を開幕から出せれたらよかったと思いますし、自分の負けの数が順位に反省されていると思うので、チームに迷惑をかけちゃったなという気持ちでいっぱいです」

中継ぎに配置転換されながらも、6月には7回に登板し、プロ初勝利をマーク。そして、シーズン後半は、本来のキレを取り戻し、自己最多の55試合に登板。あらゆる場面で投げた経験を糧に来シーズンに備えます。

栗林良吏 選手
「今回はドライブライン(トレーニング施設)に参加させてもらいましたし、そこで出た課題というのが明確に出ているので、オフ(シーズン)ではそういうところをしっかり練習してきたいなというふうに思いますし。あとは本当にことし、オフシーズンですけど体のケアもしながら、来年、けがをしないようにしたいなと思っています」

すでに来シーズンに向け、投球の見直しも行う栗林。4年目のシーズン、背番号20は、どこまでも “9回のマウンド” にこだわります。

栗林良吏 選手
「リーグ優勝に貢献したいというのが一番なので、そのためには1年目の成績を出したいなと思いますし、チームのリーグ優勝に必ず貢献できるようにがんばりたいなと思っています。もう一回、“9回” のポジションを奪い取れるようにしてきたいなと思いますし、それを1年間守りきれたらなと思っています」

― 森下暢仁 に並ぶ球団最速、4年目での1億円突破。年俸アップにも特に「買いたいものはない」ということですが、「胸を張って家に帰りたい」とコメントしていました。

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