後藤啓介も続け!「18歳でJリーグから海外移籍した」日本代表3名

ジュビロ磐田FW後藤啓介がベルギーの名門アンデルレヒトへ加入することが決まった。

今季J2で33試合に出場、7ゴールを記録してチームのJ1昇格に大きく貢献した後藤だが、まだ18歳。現役の高校3年生だ。

今回はそんな後藤のように18歳でJリーグから海外移籍し、日本代表となった3名の“怪童”を紹介する。

森本貴幸

1988年5月7日生まれ

18歳移籍の草分け的存在と言えば、東京ヴェルディの“怪物”森本貴幸だろう。

まだ中学生だった2004年3月、前年の天皇杯覇者であるジュビロ磐田とのアウェイゲームでプロデビュー。この試合で記録した15歳10ヶ月6日でのJ1公式戦出場はいまだに破られていない。

鋭いフェイントから山西尊裕を抜き去った15歳の森本少年は、そこから3シーズンを過ごし、2006年7月にセリエAのカターニャへ期限付き移籍を果たした。

その1年後に完全移籍すると、イタリアの地でFWとして経験を積み重ね、2010年の南アフリカワールドカップに22歳で出場している(試合出場は無し)。

中村敬斗

2000年7月28日生まれ

続いては、三菱養和SCから高校3年生になる年にプロ入りした異色のアタッカー。

中村敬斗は2017年のU-17ワールドカップで4得点すると、翌2018年にガンバ大阪へ加入し、開幕戦でいきなりデビュー。U-23チームと並行しながら1年目からJ1で17試合に出場した。

U-20ワールドカップに出場した2019シーズンはカップ戦でゴールを重ね、天皇杯2回戦ではハットトリックを記録。その試合の直後、19歳の誕生日を12日後に控えた7月16日にオランダ1部のトゥウェンテ移籍が発表された。

当時は期限付き移籍だったが、シント=トロイデンなどを経て2021年にLASKリンツへ完全移籍。そこで結果を残し、今年3月に日本代表デビューを飾っている。

久保建英

2001年6月4日生まれ

最後はご存じ、日本代表の中心選手となりつつある久保建英だ。

10歳にしてスペインへ渡り、バルセロナの一員に。才能あふれる同世代の中でも主力の一人となっていたが、未成年者の選手獲得に関する規則違反のため退団を余儀なくされた。

2015年3月に帰国した久保は、FC東京のアカデミーへ加入。翌2016年9月には中学3年生にしてトップチームへ2種登録され、11月にFC東京U-23でJデビュー。Jリーグの最年少出場記録を塗り替えた。

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その後はFC東京のトップチームや横浜F・マリノスで確かな足跡を残し、18歳の誕生日を迎えた10日後の2019年6月14日、レアル・マドリー移籍が発表された。

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