岩手県洋野町の種市中(千田博之校長、生徒163人)の2年生48人は27日、地元の宿戸漁港の新荷さばき場でサケとば作りを体験した。
漁業者ら約20人が「えらをはずす時は身を傷つけないように気を付けて」「刃をできるだけ寝かせて、表面の皮を切るようなイメージで」などと丁寧に指導。生徒は「マキリ」と呼ばれる刃物を使い、地元で取れた30匹のサケを三枚おろしにした。
慣れない作業に苦戦しながらも、協力してやり切り、「うまくできたね」と声をかけられると笑みを広げた。
生徒がさばいたサケは今後、学校で乾燥させる。