思いやってシャルウィーダンス? 谷地高3年生発表会

 体育の授業で長年、社交ダンスに取り組んでいる河北町の谷地高(堀米和志校長)で28日、発表会が開かれた。3年生64人が楽しみながら軽やかなステップを披露した。

 山形市のダンススタジオから講師を招き、10月末から8回練習を重ねた。発表会ではジルバ、チャチャチャ、ワルツを披露した。緊張した表情で踊り始めた生徒も「1、2…」と声をかけ合ったり、きれいにターンが決まったりするうちに笑顔になり、楽しそうにステップを踏んでいた。

 社交ダンスを通じて相手を思いやる気持ちを育もうと毎年取り組んでおり、28年目。荒木啓佑さん(18)は「自分も相手もミスしないようにテンポを意識し、大きく踊った。手を引くとき、少しはパートナーをリードできたかな」とはにかんでいた。

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