意外なギアをマルチグリドルの蓋に代用!100均グッズも使ったコスパ◎なアイデアを紹介

筆者撮影

こんにちは!キャンプがニガテなファミリーキャンパー、えいみーです。半年ほど前からマルチグリドルを愛用中の筆者ですが、「蓋があったら便利なのに…」と思うシーンが意外と多いです。しかし、マルチグリドルの専用の蓋はサイズが大きかったり入手困難だったりと、なかなか購入に踏み切れずにいました。そんな時、自宅にあったピザ焼き用のプレートと100均アイテムを組み合わせてみたところ、コスパも使い勝手も良い代用蓋が出来上がりました!マルチグリドルの蓋をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください♪

マルチグリドルは蓋があると調理の幅が広がる!なのに専用品の購入を躊躇してしまう3つの理由

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マルチグリドルは、焦げ付きづらくて調理や後片付けがラクちん。さらに見栄えも良く、そのまま食卓に並べることもできるので、最近購入したキャンプギアの中ではかなりお気に入りのアイテムです。

筆者は自宅でもフライパン代わりにマルチグリドルを愛用しているのですが、餃子・お好み焼き・目玉焼き・あさりの酒蒸し・鶏の蒸し焼きなどの家庭料理を作る際に「蓋が欲しい」と感じることがあります。

マルチグリドルには専用の蓋が存在するものの、筆者は以下の3つの理由から購入を躊躇してしまっていました。

理由その1:サイズが大きいのでかさばる

マルチグリドル本体はフライパンと比べて深さがありません。そのため、蓋のほうに高さが必要となり、マルチグリドル専用の蓋はドーム型のものが多いようです。

しかし、大きなドーム型の蓋は大きくて場所を取るので、自宅での収納場所に困ります。キャンプに持ち出す際にもかさばってしまいそうで、ちょっと難ありだと感じました。

理由その2:軽量・コンパクトな専用蓋は入手が困難

軽量でコンパクトな蓋はないかとさらに探してみたところ、ハピキャンでもお馴染みのキャンプ系YouTuber FUKUさんがプロデュースした『グリドルのフタ』を発見!

『グリドルのフタ』は、薄いステンレス製で軽量な上に、組み立てて使うのでコンパクトに持ち運べるという素晴らしい商品です。

市販のドーム型の蓋は2,000円前後のものが多いのですが、『グリドルのフタ』は2,700円(厚さ0.1mm)~2,900円(厚さ0.15mm)。お値段もそこまで変わらないので、もし購入するとしたら断然『グリドルのフタ』に惹かれます!

しかし、『グリドルのフタ』は2023年6月に限定販売された後、再販はされていない様子。Amazonを覗いても品切れのままで入手が困難なのです...(泣)

理由その3:蓋にしか使えないのが不満

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マルチグリドル本体は調理器具としてはもちろん、お皿代わりにも使えて、活用のシーンが幅広いアイテムです。キャンプに持っていく際にも「今回はどうやってマルチグリドルを使おうかな」と考えるとワクワクします。

しかし、「マルチグリドルの蓋は、蓋にしか使えない」という点で、どうにもテンションが上がらず、なかなか購買意欲がわかなかった…というのも、購入をためらってしまった理由の1つです。

キャンプでは持っていける荷物が限られる中、わざわざ持っていくのですから、「マルチグリドルの蓋」だけでなく、ほかの用途にも使えるものを蓋として運用したい気持ちがありました。

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「2WAYで使えるものなら、テンションも購買意欲も上がるのではないか?!」と考えていたところ、買って以来一度も使っていなかったギアが、マルチグリドルの蓋にピッタリだと発見!!!

まさかのギアが代用品に!マルチグリドルの蓋にはマルカの『らくらくピザ焼き』がピッタリだった

自分が持っているキャンプギアを改めて見直したところ、以前購入したマルカのレジャーパン『らくらくピザ焼き』という製品が、マルチグリドルの蓋にピッタリなサイズであると気付きました!!!

マルカ『らくらくピザ焼き』のスペック

  • 本体サイズ : 直径30cm × 高さ5.5cm
  • 収納サイズ : 直径40cm × 高さ5.5cm
  • 材質 : スチール
  • 耐熱温度 : 1,500℃
  • 重量 : 450g

マルカの『らくらくピザ焼き』は450gと軽量で持ち運びやすく、1,000円前後で購入できる手ごろなお値段も魅力のレジャーパンです。

本体サイズは直径30cm × 高さ5.5cm。商品名の通り、ピザ焼きや、厚みのある食材のグリル、あさりの酒蒸しなどの蒸し調理に対応可能な商品です。

筆者撮影:マルカの『らくらくピザ焼き』

基本的にはBBQ網の上に置いて調理するアイテムなのですが、蓋の上に炭を置けば上からも火力を加えることが可能。

残念ながらバーナーやカセットコンロ等での調理は不可ですが、炭をよく使用するキャンパーにとっては単体でも便利に使える商品ではないかと思います!

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「キャンプでピザを焼いて食べたい!」と勢いで購入した本品。ただ、よくよく考えたら、えいみー家はキャンプで炭を滅多に使用しないから、これまで『らくらくピザ焼き』を使う機会が一度もなかった...(泣)

マルカ『らくらくピザ焼き』+100均グッズで作るマルチグリドルの代用蓋

マルカの『らくらくピザ焼き』はマルチグリドルの蓋にピッタリなサイズですが、より使いやすくするために、筆者は100均グッズを組み合わせてみました!

どんな100均グッズを組み合わせて、どのように使いやすくなったのか、写真で詳しくご紹介していきます。

マルカの『らくらくピザ焼き』は、ピザを入れる深さのあるプレート本体と、深さがほとんどない蓋部分に分かれています。マルチグリドルの蓋として代用するのは、深さのあるプレート本体のほうです。

筆者撮影:『らくらくピザ焼き』本体は直径30cm、高さ5.5cmで扱いやすいサイズ感

プレート本体は直径30cm×高さ5.5cmなので、直径33cmのマルチグリドルに逆さにして載せれば、淵より一回り小さいけれど、小さすぎずとても扱いやすい蓋になります。

筆者撮影:直径33cmのマルチグリドルの淵よりちょうど一回り小さい感じです。

ただ、取っ手がないため、筆者は100均ダイソーで購入した『ネオジム磁石フックL』を取り外し可能な鍋つまみとして付けました。

筆者撮影:ダイソー『ネオジム磁石フックL』の耐荷重が下向きに2kg・横向きに0.75g

この磁石フックは、下向きへは耐荷重2kgと非常に強力。しかし、横向きの耐荷重は0.75kgとさほど強くないので、横に向かって倒してしまえば簡単に取り外せます。

筆者撮影:上に引っ張ろうとすると取りづらいですが、横向きに倒せば簡単に取り外せます

火力を加えると、取っ手部分も熱くなるので素手では持てません。そのため、筆者は100均ダイソーで購入した『シリコーン鍋つかみ』を使用しています。

筆者撮影:ダイソー『シリコーン鍋つかみ』は水や汚れに強く、指3本で磁石フックをつまめるので使いやすい!

余談ですが、筆者が使っているGRANDOOR製に限らず、マルチグリドルにはおしゃれなウッドハンドルが付属されていることが多いと思います。

ただ、調理中にウッドハンドルが油や調味料などで汚れるとテンションが下がりますよね...。筆者はそれが嫌なので、調理中は汚れても洗えるダイソーのシリコーン鍋つかみを使用して、料理が完成した段階で、おしゃれなウッドハンドルにつけかえています(笑)

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この鍋つかみは、指3本で物をつまめるため、力が入りやすくて使いやすいです。ケトルの取っ手を持つときなどにも役立ちますし、何より軽くて小さいので、筆者は2個購入していつもギアバッグに忍ばせています。

筆者撮影:両方の持ち手部分をシリコーン鍋つまみで持てば、調理後そのままテーブルに運べて便利!

磁石フックをサイド部分につけかえれば、ハンギングラックに吊るすこともできます。使わない時の置き場所に困ることもなく、超絶便利です!

筆者撮影:磁石のフックを外してサイド部分につけかえれば、ハンギングラックに吊せて超絶便利!!!

まるでマルチグリドルのために作られた蓋であるかのように、違和感なく馴染んでいて、筆者的には『らくらくピザ焼き』をマルチグリドルの専用蓋として認定したいと思っています(笑)

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マルチグリドルの蓋としてサイズもピッタリだし、100均の磁石フックがとにかく便利すぎるし、我ながらナイスアイディア!(笑)

使用後はしっかり拭こう!マルカ『らくらくピザ焼き』をマルチグリドルの蓋に代用する際の注意点

まるで専用蓋のように、マルチグリドルにピッタリなマルカの『らくらくピザ焼き』ですが、代用蓋として使う際に1つ注意していただきたいのが、『らくらくピザ焼き』はサビるということです。

筆者撮影:写真左は代用蓋として使用する前/写真右は半年ほど代用蓋として使用した後。しっかり錆びてしまいました(泣)

写真左は、『らくらくピザ焼き』を代用蓋として使用する前に撮影したもの。写真右が半年ほど代用蓋として使用した後の写真ですが、周りの溝や内側部分にかなりサビがついてしまっているのがお分かり頂けるでしょうか...(泣)

ずぼらな筆者は、洗った後ついついほったらかして自然乾燥させていたのですが、マルカの『らくらくピザ焼き』はスチール製なので、水気にとっても弱いのです。

「洗った後に水分をしっかりふき取る」「湿気の多い場所に放置しない」など、対策は可能だと思いますが、使用する際はサビが出ないよう、水気にくれぐれもご注意ください。

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蓋とは言え、サビサビになっちゃうのは悲しいから、洗った後はキッチンペーパーやふきんで水分をふき取ろう!

マルチグリドルと代用蓋は一緒に専用ケースへ収納!キャンプへの持ち運びもラクラク

筆者所持のGRANDOOR製マルチグリドルには、トート型の専用バッグが付属しています。この専用バッグには、マルチグリドルと『らくらくピザ焼き』の代用蓋を一緒に入れることが可能でした。

筆者撮影:かなりパツンパツンではありますが、マルチグリドルと代用蓋を一緒に入れることは可能です(笑)

マルチグリドルのコーティングを保護するため、そして持ち運びの際にガチャガチャ音がしないようにするためにも、筆者はテーブルクロスにもなる端切れ布を巻いて、重ねて収納しています。

筆者撮影

巻いた布の真ん中を磁石フックで止めるとまとまりが良くなります。そして、磁石フックが無駄なく仕事をしてくれているので、なんだか得した気分になれます!(笑)

筆者撮影

ウッドハンドルとシリコーン鍋つまみも、真ん中のへこんだ部分に収めて、トートバッグに一緒にイン!

しかし、トートバッグはかなりパンパンで、かろうじてファスナーを閉じられる状態です。

筆者撮影:手前に引っ張りながらでないとファスナーが閉まりません。破れるリスクもあるのでご注意を!

本当は鍋敷き・トング・油ハケなど、マルチグリドルと一緒に使うものも収納したいのですが、さすがに入りきらないので、もう少し大きなバッグの購入も検討しています。

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もう一回り大きいトートバッグに入れて、バッグインバッグっていう手もアリかも!

マルチグリドルの蓋の購入に悩んでいたら『らくらくピザ焼き』で代用するのがオススメ!

筆者撮影

キャンプをしていると欲しいものがどんどん出てきて、ついいろいろ買ってしまいますよね。しかし、今回マルチグリドルの蓋を代用するアイデアを考えてみて「新しくギアを買うのではなく、手持ちのギアに少し手を加えて工夫してみる」というのも楽しいものだな、と思いました!

コスパや使い勝手が良いマルチグリドルの蓋が欲しい方や、専用の蓋の購入を見送っている方は、ピザも焼ける『らくらくピザ焼き』を代用するアイデアを試してみてはいかがでしょうか。

© ハピキャン