「0再生動画」制作に挑戦 中高生対象にワークショップ 佐賀市

「0再生動画」の制作に取り組んだワークショップ=佐賀市の「ツー・バウンス」

 中高生を対象にした動画のワークショップがこのほど、佐賀市のアートスペース「ツー・バウンス」で開かれた。多くの人の目には留まらないが、再生回数では測れない面白さがある「0再生動画」の制作に取り組んだ。

 ジャンルや表現形式を決めずに中高生から作品を公募し、来年3月に県立美術館で開く「変展」の関連企画。参加者は県内で活動する芸術家のアドバイスを受けながら、ペットボトルを台の上で回し続ける映像に軽快な音楽を付けた作品などを制作した。

 完成した動画を観賞しながら、意見も出し合った。参加した佐賀女子高2年の真﨑結那さんは「『0再生』という発想が面白かった。タイトルなどに左右されず、内容次第で人気になる動画があるという新しい発見があった」と話した。(坂本有佐) 

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