年末のフトコロは温かくなるのでしょうか?
愛媛県内にある民間企業の冬のボーナスは、去年をやや上回る見込みであることが、IRC・いよぎん地域経済研究センターの調査で分かりました。
増加は2年連続です。
IRCが県内に事業所を置く民間企業284社から回答を得たアンケート結果によりますと、この冬のボーナス支給見込み額は、1人あたり平均税込みで43万2000円でした。
去年と比べて0・8パーセント、額にして3000円の増加でした。
増加は2年連続です。
業種別では、製造業が平均で税込み53万7000円と去年を1.2パーセント、額にして6000円上回りましたが、資源価格高騰などの影響で「紙・パルプ」は17.5パーセント、11万5000円下回りました。
一方、非製造業の平均は、去年を0.7パーセント、額にして3000円上回る税込み40万9000円、卸や小売りなど全ての分野で去年を上回りました。
調査では去年から微増しそうだという冬のボーナス。
しかし、街の人の実感は乏しそうです。
(IT関係勤務)
「減ってました。会社の業績がそんなに良くなかった」
(会社員)
「ん~正直(上がっている実感は)ないですね。物価高騰とかそういうもので特段上がったとかいうことはない」
――使い道は?
「とりあえず貯蓄ですね」
ボーナス増加の要因について、IRCは「社員のモチベーションアップ」や「物価高騰への対応」などと分析しています。