「月5,000円でいいから」“みかじめ料” 断られ逆恨みか 暴力団組員の男(36)ら逮捕 飲食店のドアにブロック片投げた疑い 広島

みかじめ料の支払いを拒否した飲食店のドアを壊したとして、暴力団組員の男らが逮捕されました。

建造物等損壊の疑いで29日までに逮捕されたのは、広島県福山市南松永町の指定暴力団三代目侠道会豊田組の組員の男(36)と、尾道市美ノ郷町の自営業の男(48)、三原市宮浦の塗装業の男(38)の3人です。

警察によりますと、3人は共謀して8月24日午前4時半ごろ、尾道市御調町の飲食店のガラス製ドアなどにコンクリートブロック片を投げつけるなどして壊した疑いがもたれています(損壊額118万8880円相当)。

警察の調べに対して、組員の男は「特に言うことはない」、自営業の男は「黙秘します」塗装業の男は「分かりません」とそれぞれ供述しているということです。

組員の男は事件前日、この飲食店で働く男性(56)に対して「月5,000円でいいから」などと、みかじめ料を脅し取ろうとしたとして、9月に逮捕されていました(10月11日付処分保留)。

その後の警察の捜査で、ドアが壊されたことについても組員らが関与した疑いが強まったことなどから今回の逮捕に到ったということです。

警察は組員の男らが、男性にみかじめ料の支払いを拒否されたことを逆恨みした可能性が高いとみて、いきさつを調べています。

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