子どもの肥満傾向続く 岩手県の2022年度学校保健統計

 

 岩手県は28日、2022年度の学校保健統計調査の結果を発表した。身長別標準体重などから算出した肥満度20%以上の「肥満傾向児」の出現率が、5~17歳の男女年齢別の計26区分全てで全国平均を上回った。大半が全国上位で、食生活の乱れや運動不足が要因とみられる。県教委は生活習慣の改善を進める。

 調査は県内の約2割に当たる幼稚園、小中高校計157校で、22年4月~23年3月の健康診断結果を基に行った。

 肥満傾向児の割合は北海道や東北が高い傾向にある。本県は男子が5歳の8.46%(全国比2.38倍)と7歳の13.72%(同1.71倍)、女子が9歳の14.27%(同1.49倍)と12歳の16.82%(同1.77倍)で全国最高。21区分で10位以内となった。

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