パトカーが追跡のオートバイ転倒、男子高校生と女子中学生が重傷 京都・伏見

伏見署

 11月29日午後6時15分ごろ、京都市伏見区向島二ノ丸町で、京都府警伏見署のパトカーに追跡されたオートバイが道路脇の自動販売機に衝突して転倒し、運転していた京都府京田辺市の男子高校生(16)が右足首を骨折、同乗の伏見区の女子中学生(14)が左鎖骨を折る重傷を負った。

 伏見署によると、通報で駆け付けたパトカーが、ヘルメットをかぶらず運転するオートバイを発見し、赤色灯をつけてサイレンを鳴らし追跡した。オートバイは信号無視して逃走。パトカーは途中で追うのをやめた後、約200メートル先で転倒したオートバイを見つけたという。男子高校生は無免許で、乗っていたオートバイの所有者は別人だったという。

 同署は「正当な職務行為で、現時点では適正な追跡だったと考えている」としている。

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