12月は寒気の影響弱い 日本海側は降雪量少なく 気象庁1か月予報

 気象庁は30日(木)、向こう1か月(12/2~1/1)の天候の見通しを発表した。全国的に寒気の影響が弱いため、向こう1か月の気温は高い見込み。特に、北日本は期間のはじめは気温がかなり高くなりそうだ。

  また、東日本の日本海側は向こう1か月の日照時間は平年並みか多く、北・東日本の日本海側の降雪量は少ない予想となっている。

 なお、11月21日発表の「3か月予報」における12月の予報に比べて、北日本は寒気の影響が弱い見通しに変わったため、高温の可能性が大きくなった。また、東・西日本の太平洋側は、低気圧や前線の影響を受けやすい見通しに変わったため、多雨の可能性が大きくなった。

北日本 来週は気温高く

 北海道は12月2日(土)ごろ、東北は3日(日)ごろまでは、寒気の影響で気温が平年並みか低い見込み。その後は寒気の影響が弱まり、暖気が流れ込む日もあるため平年並みか高くなり、6日(水)ごろからの5日間ほどはかなり高くなる可能性がある。このため気象庁は、北海道と東北に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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