広島城天守閣の木造復元へ 専門家による検討始まる

完成から65年が経った現在の広島城の天守閣について、木造での復元に向けた会議が始まりました。

1回目となる検討会議には、建築や都市計画の専門家などが出席しました。

広島城の天守閣は原爆で倒壊した後、鉄筋コンクリート造りで復元されました。

しかし地震で倒壊する恐れがあり、広島市は文化的価値も踏まえ木造での復元を目指しています。

会議では、12月にドローンを使った現地調査を行うことなどが共有されました。

■広島大学名誉教授 三浦正幸座長

「もし原爆で倒壊せずに残っていたとしたら、日本現存最古の天守。木造の完全復元についての大きな第一歩が踏み出せた」

広島市は、2025年度中に、専門家の意見をまとめるとしています。

【2023年11月30日放送】

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