深中通道の本線が完成、来年開通へ

世界で最も困難な海越え総合建設プロジェクトであり、粤港澳大湾区のスーパーハブである「深中通道」(深セン―中山ルート)の本線が11月28日、正式に完成した。29日付香港各紙によると、この全長24キロメートルの海越えプロジェクトは「橋、島、トンネル、海底相互接続」を統合しており、来年6月の開通後は深センと中山間の車両での所要時間が2時間から約20分まで大幅に短縮されることが期待されている。深中通道の重要プロジェクトである伶●洋大橋は、建設以来数々の世界記録を打ち立てており、国産大型クルーズ船「愛達・魔都号」などの超大型船も利用可能だ。

双方向8車線、設計時速100キロメートルの深中通道は「東はトンネル、西は橋梁」の方案を採用。東の深セン宝安空港から始まり、広州・深セン沿岸高速道路の第二期と接続し、全長約6.8キロの海底トンネル、西人工島、全長約17キロの橋梁によって珠江河口を渡り、中山市馬鞍島に上陸する。空から見ると深中通道は紺碧の海の上を蛇行しながら泳いでいる竜ように見える。CCTVニュースは、深中通道の海底トンネル区間が今年6月に伶●洋の海底で貫通したと報じた。28日午前10時頃、海底トンネルへのバラストコンクリートの注入が完了し、深中通道の本線が完全に接続されたことを意味し、来年の開通に向けて最終段階に入る。

【●=にんべんに丁】

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