アニサキス…男性客、早朝に胃痛始まる 飲食店で前夜にカキフライ、キンメダイやアジのすし食べていた 医療機関が通報、店は営業停止に

熊谷保健所

 埼玉県は30日、キンメダイやアジなどのすしを食べた30代の男性がアニサキスによる食中毒になったとして、深谷市の飲食店「おもかげ寿司」に対し、同日1日間の営業停止を命じる行政処分を行った。

 県食品安全課によると男性は26日夜に同店ですしやカキフライなどを食べ、28日午前5時に胃痛の症状が出た。29日に熊谷市内の医療機関から通報を受けて熊谷保健所が調査し、同店を原因施設と断定した。

 同店ではすしに使う魚介類の冷凍や加熱などは行っていなかったという。

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