12月が始まったきょう1日(金)は強い寒気の影響で各地で寒くなっている。午後もあまり気温は上がらず、真冬並みの所が多くなりそうだ。また、北陸や北日本の日本海側では雪や雨が続く見通し。北日本の山地を中心に大雪となるおそれがあり、北陸はこれまでの雨で地盤が緩んでいる所があるため、注意が必要だ。

強い寒気で真冬並みの寒さ

　けさは全国の400地点で最低気温が0℃未満の冬日となり、275地点で今シーズン一番の冷え込みとなったが、日中も各地で寒さが続いている。
　東京都心では午前11時現在の気温が10.7℃で、きのうの同じ時間と比べて、4℃くらい低くなっている。午後も各地であまり気温は上がらない見込みで、最高気温は真冬並みという所が多くなりそうだ。北風が吹いて、より寒く感じられるため、しっかり着込んで過ごしたい。

北陸以北の日本海側は雪や雨

　けさは新潟で平年より5日遅く、初雪の発表があったが、午後も日本海側では北陸や北日本を中心に断続的に雪や雨が降り、雷を伴う所がありそうだ。北日本の山地を中心に大雪になるおそれがあり、また北陸では、これまでの雨で地盤が緩んでいる所があるため、注意が必要となる。
　一方、晴れる太平洋側でも寒気の雲がかかる所があり、関東では夜に一部でにわか雨がありそうだ。北部の山沿いでは雪が降るかもしれない。

週末は徐々に寒さ緩む

　週末は気温が徐々に上がる傾向で寒さは緩んでいきそうだ。土曜日はまだ真冬並みの寒さの所があるものの、日曜日になると、全国的にこの時季らしい気温に戻る見込み。ただ、日本海側の天気は土日もスッキリせず、北陸や北日本では雪や雨が降ったり止んだりしそうだ。
（気象予報士・多胡安那）