広島県府中市教委は1日、府中市学校給食センターで使われている調理器具・スライサーの刃が欠け、給食に金属片が混入した可能性があると発表しました。給食は提供されることなく、健康被害の報告もないということです。
府中市教委によりますと、1日午前11時半ごろ、「ポパイのミルク煮」を作るため、材料であるエリンギを切った後、洗浄作業中に刃が長さ2ミリ、厚さ0.1ミリで欠けていることに職員が気づきました。
このため、市内の市立小中学校全10校で「ポパイのミルク煮」の提供を取りやめました。ただ、エリンギを入れる工程に入っていなかった府中学園の一部の学年と教職員にはエリンギなしのミルク煮が提供されました。
府中市教委は、休日明けの4日から再度、調理場を目視で確認し通常の調理を行う方針です。府中市教育政策課は「こういうことがないよう、衛生確認を徹底したい」としています。