【土日の天気】きょう昼間も寒さ対策を あすは関東中心に寒さ緩和 日本海側は雨や雪続く

 きょう2日(土)の最高気温は平年より低く、冬本番の寒さになる所が多い予想。冷たい西や北からの風も吹き、昼間も寒さ対策を万全にして過ごした方がよさそうだ。
 あす3日(日)朝は引き続き西日本や東日本の平野部でも霜が降りるような冷え込みだが、昼間の気温はきょう2日(土)より高い所が多い予想。東京都心など関東では、あす3日(日)昼間は厚着をしすぎると汗ばんでしまうかもしれない。

けさ東京 今季1番の寒さで平年より早く初霜観測

 けさの東京都心の最低気温は、上空に流れ込む強い寒気や地面の熱が空に逃げる放射冷却などの影響で4.1℃を観測。今シーズンこれまでで1番の冷え込みとなり、平年より21日も早く初霜を観測した。
 また、全国で気温を観測している約4割の地点でも今シーズン1番の冷え込みとなり、西日本の高知や宮崎でも初霜を観測している。

きょう晴れる所も風ヒンヤリ体感

 きょう2日(土)の最高気温はきのうと同じくらいで、平年より低い所が多くなりそうだ。東北北部や北海道では5℃を下回り、東北南部から西日本にかけては15℃に届かない所が多い予想。冷たい西や北からの風も吹くため、昼間も寒さ対策を万全にして過ごしたい。

 太平洋側では晴れて、空気は乾燥する所が多くなりそう。寒さ対策として暖房器具を使用する際などは、火の取り扱いに注意が必要だ。
 日本海側では上空の強い寒気の影響で雲が広がりやすいものの、午後になるとだんだんと雨や雪の降り方は弱まり、夜にはやむ所が多くなりそうだ。

あす日本海側は再び雨や雪

 あす3日(日)朝もけさと同じくらい冷える所が多いものの、昼間は強い寒気が一時的に抜けるため、最高気温はきょう2日(土)より高い所が多い見込み。関東は引き続き日差しに恵まれ、南風の影響も加わって東京都心の最高気温は16℃の予想。昼間は厚着をしすぎると汗ばむかもしれない。

 そのほか太平洋側も引き続き晴れ間はあるものの、きょう2日(土)より雲が広がりやすく、西日本では弱い雨が、北日本では雪や雨が降る可能性がある。
 日本海側は、今度は低気圧が近づく影響で再び平野部では雨、山沿いでは雪が降る見通しだ。北陸ではこれまでの大雨で地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがある。また、峠道の運転は積雪や路面の凍結に注意し、北海道の山沿いを中心に、なだれにも注意が必要だ。

(気象予報士・鈴木悠)

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