「科学の甲子園県大会」優勝 山形東、全国Vめざす

水の化学式のポーズを取る山形東高チーム=山形市・同校

 科学好きの高校生が競う「第13回科学の甲子園県大会」で山形東高(山形市)が優勝し、表彰式が1日、同校で行われた。本県代表となった2年生8人が全国優勝への意気込みを語った。

 県大会は10月29日に開催され、15校が出場した。物理や化学などの知識を問う筆記と、課題解決型の実技の合計点を競った。実技は災害時に川の対岸に物資を届ける―との想定。条件は段ボールやボール紙などを使うこととエネルギーは弾力を用いること。これらを組み合わせて最終的に粘土を的に入れる課題だった。

 8人は探究部の理数班科学部門に所属。湿度が紙に及ぼす影響なども考慮して実技に挑んだという。筆記1位、実技3位の成績で同校として5年ぶりとなる総合優勝を果たした。表彰状を受け取った大江翔大さん(17)は「他の高校の思いを背負って、全国優勝を目指したい」と語った。

 全国大会は3月15~18日に茨城県つくば市で開かれる。

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