戸沢産玄ソバ、焼酎の原料に 供給契約調印式

玄ソバ供給契約書を手に、戸沢村のキャラクター「せんどう君」と一緒に記念撮影する関係者=同村・ぽんぽ館

 そば焼酎「山形そば街道」の原料となる戸沢村産玄ソバ「最上早生(わせ)」の供給契約調印式が1日、同村のぽんぽ館で行われた。

 県内の酒販店で組織するやまがた酒彩倶楽部(田中浩一会長)は2004年から戸沢村産ソバを使い、2年に1度のペースで古沢酒造(寒河江市)に醸造を委託して販売している。

 今回は24年2月に仕込む玄ソバの契約で、村そば組合(山内重男代表)と神田地区農用地開発そば作付推進委員会(小野宏代表)が1.2トンをやまがた酒彩倶楽部に納入する。アルコール度数25度換算で720ミリリットル入り約2千本を仕込む。

 調印式では各団体の代表者と加藤文明村長が契約書に署名した。

 22年に醸造したそば焼酎の試飲会も開かれ、関係者が熟成した焼酎を味わった。販売中の山形そば街道(720ミリリットル入り)の価格はアルコール度数25度が2200円、同20度のやわらかが1320円、同41度の原酒が3850円。問い合わせは武田庄二商店023(631)6255。

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