原油・物価高対策を延長へ 岩手県、畜産支援など想定

 岩手県は、原油価格・物価高騰対策を延長する方針を固めた。畜産農家への配合飼料購入費補助や交通・運輸事業者への支援金支給、医療・福祉施設への光熱費補助など本年度上半期に講じた対策の一部を継続する方向だ。

 追加経費を盛り込んだ2023年度一般会計補正予算案を開会中の県議会12月定例会に提案する見通し。物価高騰に対応した国の交付金は本県に約45億円配分される方向で、財源として活用する。

 上半期の対策として畜産支援で配合飼料購入費を1トン当たり2千円を上限に補助する事業や、交通・運輸事業者の支援としてバス、タクシー、トラック1台当たり2万3千~25万2千円を支給する事業を実施した。

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