冨安健洋の攻撃力を問われたアルテタ監督、「優先すべきは守備」と一蹴し冨安を評価

冨安健洋はCLで2アシストの活躍を見せていた[写真:Getty Images]

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、日本代表DF冨安健洋に言及した。クラブ公式サイトが伝えた。
【動画】冨安健洋が長距離を走り抜いて見事な2アシスト目を記録

2021年夏からアーセナルでプレーする冨安。右サイドバックの主軸として1年目はプレーすると、2年目の昨季は左サイドバックのバックアッパーに。今季も引き続き左サイドバックでプレーしていた。

毎年ケガで長期離脱してしまい、フル稼働はできていない冨安。そんな中、今季は左サイドバックの控えからレギュラーポジションを掴むと、右サイドバックの主力だったDFベン・ホワイトが調子を落としたところで右サイドバックのレギュラーに。このところは先発出場が続いている。

堅実なプレーは1年目から継続しており、高く評価されている一方で、攻撃面は指摘されることも多い。

ただ、その冨安は11月29日に行われたチャンピオンズリーグ(cl)第5節のRCランス戦でも先発出場すると、2アシストを記録。6-0の圧勝に貢献していた。

アーセナルは2日に行われるプレミアリーグ第14節でウォルバーハンプトンと対戦。試合に向けた記者会見で、冨安がより攻撃で貢献してくれると良いのではないかと問われると、そう思っていながらも、守備が優先されると語った。

「私もそうは思っているが、ディフェンダーにとって優先すべきは守備。しっかりと守ることだ」

「彼らがそれに追加してくれるものはどれも素晴らしいものであり、我々は成長することを目指しているが、特に守備の部分で我々が示している行動と一貫性は、我々が維持する必要があるものであることは確かだ」

攻撃面でも改善が見られる冨安だが、ファンを納得させるにはまだまだ貢献が必要そう。ただ、アルテタ監督は守備面で十分期待に応えていると感じているようだ。

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