あと一歩でJ1昇格を逃した清水が声明「このどん底から必ず這い上がります」

J1への昇格が叶わなかった清水エスパルスは2日、「エスパルスを応援してくださるすべての皆様へ」として声明を発表した。

2日、国立競技場で2023J1昇格プレーオフ決勝が開催。J2で4位だった清水は、3位の東京ヴェルディと対戦した。

1年でのJ1復帰を目指した中、開幕から低迷。秋葉忠宏監督を迎えるとチームは復調し、最終節まで自動昇格圏の2位につけていた。

しかし、水戸ホーリーホックを相手にドロー。すると、3位のジュビロ磐田に追い抜かれて自動昇格を逃し、東京Vにも抜かれて4位に転落していた。

準決勝ではモンテディオ山形と引き分けて勝ち上がった中、東京V戦ではチアゴ・サンタナがPKで先制。しかし、試合終了間際にPKを与えると、染野唯月にPKを決められ1-1のドロー。レギュレーションにより、東京Vが16年ぶりにJ1へと復帰した。

株式会社エスパルスの山室晋也代表取締役社長は、クラブを通じてコメント。ファン・サポーターに謝罪するとともに、熱い後押しに感謝した。

「2023年12月2日、国立競技場におけるプレーオフ決勝、東京ヴェルディ戦をもちまして、清水エスパルスの2023シーズンの戦いは終了いたしました」

「最後の最後まで、ファン・サポーター・パートナーはじめ、数多くの関係者の皆様から、熱いご声援とご支援を賜り、誠にありがとうございました」

「この1年間、J1昇格をかけてクラブ一丸となり闘ってまいりましたが、最後に皆様に良いお知らせをお届けすることができず、大変心苦しく申し訳なく思います。クラブを代表して深くお詫び申し上げます」

「クラブが期待通りの結果を出せなかった事に対して、厳しいご指摘、ご批判、叱咤をいただくことはごもっともであります」

「全てを真摯に受け止め、どんなに苦しくても顔を上げ、強い清水エスパルスの再建に向けて前に歩み、このどん底から必ず這い上がります」

「これから再び、長く厳しい苦難の時が始まりますが、引き続き応援いただける皆様に対しましては、こういう事態だからこそ全てのエスパルスファミリーが結束し、今まで以上に全員の「心を一つ」に、クラブと共に歩んでいただきたく伏してお願い申し上げます」

「来シーズン、皆様に「夢と感動と誇り」をお届けし共にわかちあえるよう、必ずやJ1昇格を果たすべく、前だけを見据えて進んでいきたいと思います」

「最後に繰り返しになりますが、今シーズン皆様の熱いご声援とご支援を賜りまして、重ね重ね誠にありがとうございました」

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