雑煮、あべかわ、みたらし、果物入り…餅ずらり 消費額全国トップクラスの福井で「もちもち満腹祭」

「もちもち満腹祭」で多彩な餅を味わう親子=12月2日、福井県福井市のハピテラス

 福井の餅文化に親しむ「幸せもちもち満腹祭」(福井新聞社後援)は12月2日、福井県福井市のハピテラスで始まった。あべかわ、みたらし、果物入りなど多彩な餅が販売され、親子らが舌鼓を打った。3日まで。

 福井は餅の消費額が全国トップクラスで、年中行事で振る舞われるなど生活に根付く。イベントは餅文化発信に向けて県菓子工業組合などでつくる実行委員会が毎年主催。

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 県内店舗・団体のブースがずらりと並び、みそ仕立ての福井定番の雑煮には買い求める人の長い列ができた。「ふくいのおもち歳時記」と題した実行委手作りのパンフレットも配布。3月はさくら餅、8月は冷たいわらび餅など、季節ごとの代表的な商品を写真入りで紹介している。

 音楽ライブのため北海道から来た女性は「福井と言えばカニだけど、お餅も人気なんですね。いろんな種類があって楽しい」と味わっていた。3日も午前10時から午後4時まで開く。

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