乗り合わせルート、AIにお任せ 二戸、送迎サービスを実証運行

出発式でテープカットする藤原淳市長(中央)ら

 岩手県二戸市など3者は、人工知能(AI)技術を活用したデマンド型交通「チョイソコ」を実証運行している。利用者の予約に応じて最適な乗り合わせを判断し、走行ルートを設定する。交通不便の解消や外出機会の増加などが期待され、実績や住民の声を踏まえて本格導入を検討する。

 同市のカダルテラス金田一で11月30日に出発式が行われ、関係者20人が出席。藤原淳市長は「地域の交通を守るためにも、改善を重ねて本格運行まで進めたい」と意欲を示し、テープカットで祝った。

 チョイソコは自動車部品メーカー・アイシンが開発、運用する乗り合い送迎サービス。会員登録した利用者が専用電話やインターネットで予約すると、目的地や到着時刻を基に専用システムが最適な乗り合わせ、経路を割り出す。

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