県が整備を進めている国道287号米沢長井道路のうち、米沢北バイパス(米沢市窪田町小瀬―同市六郷町桐原、3.4キロ)が2日、全面開通した。近隣市町や公立置賜総合病院(川西町)へのアクセス向上、市内の渋滞緩和などが期待される。
関係者約120人が出席した。米沢・川西間広域道路建設促進同盟会会長の加藤英樹米沢商工会議所会頭、吉村美栄子知事のあいさつに続き、関係者がテープカットした。
米沢北バイパスは2004年度に事業を開始し、13年に南側600メートルが開通。鬼面川に架かる豊穣(ほうじょう)橋(275メートル)を含む2.8キロが新たに通行可能となった。バイパス全体の事業費は約63億円。未開通区間は米沢川西、川西の両バイパス計9.7キロとなった。