工藤さんが投球アドバイス 野球教室、児童が体の動かし方学ぶ

子どもたちにアドバイスを送る工藤公康さん(左)=鶴岡市小真木原野球場

 プロ野球の名投手で、ソフトバンク元監督の工藤公康さんを講師に招いた野球教室が2日、鶴岡市小真木原野球場で開かれ、子どもたちが体の効率的な動かし方を学んだ。

 市内の小学6年生約50人が参加し、音楽に合わせたウオーミングアップに続き、工藤さんが個別に投球フォームをチェックした。脚や肘の動かし方や、たたくようなイメージで球に回転を伝える方法を伝え「野球には絶対というものはない。投げても疲れないフォームを見つけて」とアドバイスしていた。

 スポーツ少年団で投手を務める大泉小6年大戸結翔君(12)は「投球の工夫を分かりやすく、楽しく教えてもらった」と話した。

 鶴岡中央ライオンズクラブ(LC、草島孝志会長)が25周年事業の一環として開催。この日は、同LCの記念式典が市内のグランドエル・サンで行われ、工藤さんは「学びから行動へ 組織を動かす信念と覚悟」と題して講演した。

© 株式会社山形新聞社