京都・宇治田原に「中央公園」オープン 災害時は拠点に

11月26日にオープンした宇治田原中央公園。芝生の広場がある(京都府宇治田原町立川)

 京都府宇治田原町役場に隣接する宇治田原中央公園(同町立川)がこのほど、オープンした。芝生の広場や遊具のほか、貯水槽や防災倉庫が設置され、災害時の拠点になる。

 公園の広さは約2万平方メートル。中央に約5200平方メートルの芝生広場があり、周縁部には遊具や屋根付きのステージが点在する。町の形状にちなみ、広場と屋根はハート形になっている。

 災害時に役立てる施設も備え、毛布や非常食を保管する倉庫、4基のマンホールトイレがある。あずまやは周囲を布で覆うと、救護テントとして利用できる。地下の貯水槽には40トンの水をためられるという。

 2018年度に整備を始め、総事業費は約8億7千万円。町は「憩いの場であるとともに、災害時に安全な場所だということも知ってもらいたい」としている。

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