京都府宇治田原町役場に隣接する宇治田原中央公園(同町立川)がこのほど、オープンした。芝生の広場や遊具のほか、貯水槽や防災倉庫が設置され、災害時の拠点になる。
公園の広さは約2万平方メートル。中央に約5200平方メートルの芝生広場があり、周縁部には遊具や屋根付きのステージが点在する。町の形状にちなみ、広場と屋根はハート形になっている。
災害時に役立てる施設も備え、毛布や非常食を保管する倉庫、4基のマンホールトイレがある。あずまやは周囲を布で覆うと、救護テントとして利用できる。地下の貯水槽には40トンの水をためられるという。
2018年度に整備を始め、総事業費は約8億7千万円。町は「憩いの場であるとともに、災害時に安全な場所だということも知ってもらいたい」としている。