開業日へタップダンス練習開始 「レディ加賀」準備OK!

タップダンスの練習に励む参加者=加賀市内の旅館

  ●小学生から70代の40人

 加賀温泉郷を舞台にした映画「レディ加賀」(北國新聞社特別協力)のタップダンスを市民参加で再現する企画「レッツタップダンス」の練習が3日、加賀市山代温泉の旅館「みやびの宿 加賀百万石」で始まった。市内外から集まった小学生から70代の女性40人がステップの習得に励み、来年3月の北陸新幹線加賀温泉駅開業を祝うイベントへの出演に向けて結束を強めた。

 初日は午前と午後の2回練習が行われた。講師のタップダンサー清水奈芳美さん(鯖江市)が、劇中で主演の小芝風花さんらがデッキブラシを手に踊る曲の振り付けを紹介した。

 清水さんは「開業日を華やかにダンスで盛り上げるため、何より皆が楽しんで練習し、身に付けましょう」と助言した。参加者は清水さんの手本に合わせて、他のメンバーとの距離や舞台上での見せ方をイメージしながら、ステップやブラシの動きなどを繰り返した。

 「レッツタップダンス」は、タップダンスを通じて加賀温泉郷を盛り上げようと奮闘する「レディ加賀」のストーリーを実際に再現することで、映画や市の魅力発信につなげようと、住民有志でつくる実行委員会が企画した。

 来年2月25日まで計18回、練習を行い、3月16日に加賀温泉駅周辺で行われるステージイベントで観光客らに成果を披露する。

 参加した髙橋綾郁(あやか)さん(9)=加賀市庄小4年=は「動きが速くて大変だけど、ステップを覚えて本番は楽しく踊りたい」と意気込んだ。

 練習の冒頭で宮元陸市長、「みやびの宿 加賀百万石」の吉田久彦社長、東野真樹市議が激励した。

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