J3福島がDF河西真、FW古林将太、GK上川琢との契約満了を発表

福島を退団するDF河西真、FW古林将太、GK上川琢(左から)[写真:©︎J.LEAGUE]

福島ユナイテッドFCは4日、DF河西真(27)、FW古林将太(32)、GK上川琢(23)との契約満了を発表した。

河西は産業能率大学から2019年に福島に加入。5シーズンを過ごし、J3通算89試合、天皇杯で1試合に出場。今季はJ3で4試合の出場に終わった。

古林は湘南ベルマーレの下部組織育ちで、湘南やザスパ草津、名古屋グランパス、ベガルタ仙台でプレー。今シーズンから福島でプレーし、J3で28試合2得点、天皇杯で1試合に出場していた。

上川は湘南の下部組織育ちで、早稲田大学から2022年に福島に加入。今シーズン途中から東京ユナイテッドFCへ期限付き移籍していた。

福島では出番がなく、関東サッカーリーグ1部で1試合に出場していた。3選手はクラブを通じてコメントしている。

◆DF河西真
「福島を離れることになりました。当時はまだ県リーグに所属していたところからスカウトしていただいて、夢であったプロの世界に飛び込むことができました。Jリーグの中でも特別なチームである福島でプロ生活を送れたことは、とても幸せでした」

「言い出したら止まらないほどいろいろなことを、5年間で経験してきました。普通の人では味わえない、本当に濃い経験を、これからの人生に生かしていきたいと思います」

「福島はもっと良くなっていくと思います。みんなでさらに良くしていってください。自分の力不足でこれからの福島の力にはなれませんが、心の底から応援しています。5年間、本当にありがとうございました」

◆FW古林将太
「1年間、応援ありがとうございました。福島に来て、農業部など今までにはない多くの経験ができ、自分の成長に繋げることができました。たくさんの応援とサポートを本当にありがとうございました」

◆GK上川琢
「福島ユナイテッドFCをサポートしてくださっている企業、地方自治体、ボランティアのみなさま、ファン、サポーターのみなさま、ありがとうございました」

「来年は、福島ユナイテッドFCのユニフォームを身にまといサッカーをすることができなくなりました。みなさまと笑顔で楽しく話せないと思うと悲しく、寂しい思いでいっぱいですが、このような結果になったのは自分の力不足だと感じています。スタジアムや十六沼でみなさまに元気をもらった分、プレーでチームの勝利に貢献したかったのですが、それが叶わずに申し訳ございません」

「福島でプロサッカー選手としてのキャリアを歩み始め、自然豊かな土地、人の温かさ、おいしいお米や果物、農業部を通じて多くの農作業を経験できたことは、自分の財産です」

「また、あいさつもできず急なお別れとなってしまいましたが、自分のことを必要としてくれて出場機会を与えてくださった、東京ユナイテッドFCのみなさま、チームに関わる全ての方々への感謝も忘れていません。ありがとうございました」

「2年間、辛いときの方が多く苦しい時期が長かったですが、かけがえのない経験を今後の人生に絶対に生かしてみせます。福島ユナイテッドFCの、この先の発展を願っています。2年間、本当にありがとうございました」

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