「これからも変わらずサッカーを愛し、楽しむ」小野伸二&高原直泰 ともに先発出場でピッチに別れ

静岡が生んだサッカーの天才2人“シンジとタカ”がついに現役生活にピリオドを打ちました。J1北海道コンサドーレ札幌MF小野伸二選手(44)がリーグ最終戦に先発出場し、最後まで観客を魅了。JFL沖縄SVの監督兼選手のFW高原直泰選手(44)も献身的なプレーでチームのJFL残留に貢献しました。

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12月3日、ホーム札幌ドームでリーグ最終戦を迎えた札幌は、小野選手を11年ぶりとなるJ1での先発起用。現役最後の相手はプロ生活をスタートさせた浦和レッズでした。抜群のボールコントロールでサポーターを沸かせたた小野選手。そのプレーは、プロ入り前から人々を引き付けてきました。

静岡県沼津市出身で清水商業高校(現清水桜が丘高校)出身の小野選手。プロ入り前から天才として知られていて、Jリーグはもちろん、海外クラブでも活躍。日本代表としては、3度のワールドカップ出場を誇ります。

古巣とのゲーム、小野選手は前半22分で交代。最後は両チームの選手に花道をつくってもらい、盛大な拍手の中、ピッチを後にしました。

<北海道コンサドーレ札幌 MF小野伸二選手>
「ぼく自身はこれからも変わらずサッカーを愛し、楽しんで、サッカーを続けていくのでこれからもどうぞよろしくお願いします」

そして、もう1人。静岡のレジェンドが現役生活に幕を下ろしました。三島市出身で清水東高校出身のFW高原選手。小野選手とは同級生で、一緒に日本サッカー界をけん引してきました。

現役最後のゲームは、JFL・地域リーグ入れ替え戦。沖縄SVの監督も務める高原選手は、自ら先発出場し、延長途中までプレー、チームをJFL残留に導きました。

<JFL沖縄SV FW高原直泰監督兼選手>
「(伸二とは)小学生から知っていますから。またどこかで会って話す機会があればよいと思う」

サッカー王国が生んだ2人のレジェンドの引退。2人の後を追い、追い越すような選手が現れることが期待されます。

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