【台湾】トランスコスモス、新サービス拠点を開設[サービス]

ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)大手、トランスコスモスは4日、新北市板橋区の致理科技大学内に台湾2カ所目のオペレーションセンター「致理(ちり)センター」を開設したと発表した。コンタクトセンターサービスの事業拡大に伴う措置。開設により、トランスコスモスの台湾におけるオペレーションセンターの席数は従来比約28%増となる。

致理センターは席数54席。主に台湾市場向けのコンタクトセンターサービス、電子商取引(EC)向けサービスを中国語、台湾語、日本語、英語で提供する。電話やメール、チャット、交流サイト(SNS)に対応。運営は100%子会社の台湾特思爾大宇宙(トランスコスモス台湾)が行う。

トランスコスモスは致理センターについて、既存のオペレーション拠点「江子翠センター」から1.2キロメートルの距離に位置し、車や自転車で約5分で移動できるため、繁忙期の人員補充や緊急時の支援などの体制が整い、より安定的なオペレーションを提供できると指摘。また致理科技大学との産学連携により、学生の在籍時にはアルバイト先として大学内で気軽に働ける環境を提供し、卒業後には希望に応じて優秀な人材を採用することで効率的で安定した人材確保を実現すると説明した。

トランスコスモス台湾は2016年に設立。18年には台湾初のオペレーションセンターとして江子翠センターを開設し、製造、流通、通販などの業界向けにコンタクトセンターサービスを提供している。

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