大人気の山本由伸 投手では史上2人目の3億ドル契約の可能性も

移籍市場において山本由伸が大人気となっている。米メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボーデン記者によると、「興味を示しているチームの数」という観点から見ると、山本が最も人気を集めている選手だという。これは来季の即戦力になるというだけでなく、25歳という若さによって中長期的な戦力としても期待できることが大きく影響しているとみられる。そんななか、ボーデン記者は争奪戦が激化することによって、山本が投手史上2人目となる3億ドルの契約を手にする可能性に言及した。

日本球界で圧倒的な実績を残した山本について、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は25歳という若さも考慮してFA選手ランキングで大谷翔平、コディ・ベリンジャーに次ぐ3位という高評価を与え、契約規模を9年2億2500万ドル(年平均2500万ドル)と予想した。ところが、今ではこの金額が交渉のスタートラインとなっている可能性すらある。ボーデン記者は「3億ドル近い契約を得る可能性もあるだろう」と指摘する。

過去にFA市場で3億ドル以上の契約を得たのは、アーロン・ジャッジ(9年3億6000万ドル)、ブライス・ハーパー(13年3億3000万ドル)、コリー・シーガー(10年3億2500万ドル)、ゲリット・コール(9年3億2400万ドル)、マニー・マチャド(10年3億ドル)、トレイ・ターナー(11年3億ドル)の6人。大谷が7人目となるのはほぼ確実だが、ボーデン記者は山本にもその可能性があるという。投手で総額3億ドル以上の契約を結ぶと、コールに次いで史上2人目となる。

ちなみに、山本が総額3億ドルの契約を結んだ場合、ポスティング制度のルールに従って支払われる移籍金は「最初の2500万ドルの20%」、「次の2500万ドルの17.5%」、「5000万ドルを超える部分の15%」を合計して4687万5000ドル。1ドル=150円で換算すると約70億円となる。果たして、山本が得る契約はここまで膨らむのか。今後の動向に注目だ。

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