V長崎・カリーレ監督 契約更新 来季3年目の指揮へ 「グラウンドで良い仕事を」

選手に指示を出すファビオ・カリーレ監督=諫早市、トランスコスモススタジアム長崎

 J2のV・ファーレン長崎は4日、ブラジル出身のファビオ・カリーレ監督(50)との契約を更新したと発表した。11位で終えた2021年、7位だった今季に続いて、来季3年目の指揮を執る。
 カリーレ監督はブラジルの名門コリンチャンスやサントスなどの指揮を経て、21年シーズン途中の6月に就任した。1年目はホームで一度も勝てず5勝6分け8敗だった。
 今季は第5節から3連勝、第9節から5連勝を飾るなど一時は自動昇格圏の2位に浮上した。後半戦は白星が続かず苦しい戦いが続く中、J1昇格プレーオフ圏内(3~6位)に踏みとどまっていたが、第40節徳島戦で敗れて8位に後退。第41節仙台戦、最終節千葉戦で連勝したものの、18勝11分け13敗の7位に終わった。今季の総得点はJリーグ参入後最多の70得点を記録した一方で、失点も56と昨季から増え、守備に課題を残した。
 2シーズン通算で23勝17分け21敗。指揮官はクラブを通じて「現在、来季に向けて、さまざまな準備を関係各所の力を借りながら進めている。ファン、サポーターの力を最大のエネルギーに変えて、自分たちはグラウンドで良い仕事をします。今年よりもいいシーズンを過ごしてJ1昇格という目標をともに達成しましょう」とコメントしている。

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