長崎市役所、県庁移転後のまちづくり 市民らが歩き課題考える フラワーロードなど提案

まちなみを見ながら歩き、意見を交わす参加者=長崎市万才町

 長崎県長崎市の旧市庁舎(桜町)から旧県庁跡地(江戸町)までを歩きながらまちづくりを考えるイベントが26日にあり、市民ら約20人が地域活性化に向けたアイデアを出し合った。
 女性の目線を生かして長崎の魅力を発信する「ナガサキマチナカ女子部」(阿部美和子部長)と市民グループ「ながさきのさきプロジェクト」が、市役所と県庁移転後の課題を共有しようと企画した。
 地元住民のほか、車いす利用者や視覚障害者、外国人留学生も参加し、終点の旧県庁跡地で意見交換。「歩道の段差を減らしてほしい」、「外国人向けの看板を増やしたほうがいい」といった感想のほか、地域の雰囲気を明るくするため「沿道に花壇をつくり、フラワーロードにしてはどうか」との提案もあった。
 阿部部長は「いろいろな視点を持つ人が集まり、さまざまな課題に気付いた。それぞれが、まちづくりに参加するきっかけになればうれしい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社