「感無量」大島理森・元議長の肖像画、衆院に設置

額賀議長(右)の祝辞に耳を傾ける大島氏(左から2人目)

 歴代最長の2336日にわたり衆院議長を務めた大島理森氏の肖像画が4日、衆院の議長応接室に設置された。大島氏は妻・勢津さんと共にセレモニーに出席し「日本の政治にさまざまな歴史を刻んできたこの場所に肖像画が飾られるとは感無量だ。私にできることがあるなら、これからも世のため、郷土のために努力したい」と語った。

 肖像画は2枚あり、浜松市の画家・山田潔氏が半年かけて制作した。もう1枚は衆院第3委員室に飾られた。

 セレモニーには額賀福志郎衆院議長、後援会連合会の鐘ケ江義光会長、自民党の青森県国会議員らが出席。議長応接室で大島氏と除幕した額賀議長は「在任中は天皇退位、選挙制度改革など歴史に残る大事業をなされた。肖像画には、大島さんらしい、東北人らしい実直さが表れている」と印象を話した。

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