企業同士のマッチングに新たな手法/岡山市内で「リバースピッチ」イベント【岡山市】

企業同士をマッチングさせる新たな手法「リバースピッチ」のイベントが、岡山市内で開かれました。全国でリバースピッチ形式のマッチングイベントを開く三井住友銀行と中国銀行、岡山大学が手を組んだ初めての企画です。
リバースピッチとは、企業が経営課題解決のために求める技術を示した上で、解決に向けた提案をスタートアップから募る手法で、マッチングの効率化の面などから、いま注目を集めています。
12月4日に開かれたイベントで登壇したのは、岡山県内でヘルスケア事業を手掛ける3社。そのうち医療・介護機器メーカーのオージー技研の奥田宏社長は「少ない人数で多くの人を支える。この課題解決のためにはテクノロジーの活用が不可欠」と業界の課題を示した上で、機器同士を連携させるソフトウェアや、人の負担を軽減させるロボットの開発技術を持つ企業とつながりたいとアピールしました。
この後、登壇企業との商談があり、医療現場の課題解決に向けたDXに力を入れていることを説明した両備システムズのブースでは、アプリ開発を行う東京の企業が、人工知能を用いて人の行動を分析するサービスを売り込みました。
イベントには県内外からおよそ260人が参加しました。後日、オンラインでも商談が行われます。

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