地物コウバコ 今年もおいしい! 加賀・橋立小中、給食で味わう

給食で振る舞われたコウバコガニを食べる児童=加賀市橋立小中

 加賀市橋立小中で5日、橋立漁港で水揚げされたコウバコガニが全児童生徒計142人に1匹ずつ給食で振る舞われた。子どもたちは身やみそを器用に取り出し、地元の冬の味覚を満喫した。

 県漁協加賀支所が210匹を提供し、橋立魚商組合が調理に協力した。同校を訪れた同支所運営委員長の橋本勝寿さん(63)、同組合長の橋本靖司さん(55)が10年目を迎えた取り組みを紹介しながら「橋立を誇りに思えるよう、おいしいカニを食べてほしい」と呼び掛けた。

 小学1年からカニ給食を経験している中学3年の高橋優斗さん(14)は「いつ食べても変わることなくおいしい」と笑顔で頰張った。

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