地域の魅力、新聞で知る 「新聞読んで」感想文コンクール 入賞した羽咋の5人、市長に報告

「新聞読んで」感想文コンクールの入賞を報告した小中学生=羽咋市役所

 北國新聞社の第19回「新聞読んで」感想文コンクールに入賞した羽咋市内の小中学生5人は4日、市役所を訪れ、岸博一市長に喜びを報告した。市内の学校では授業に新聞を積極的に活用しており、コンクールでは羽咋高を含めて計9人が入賞。児童生徒は「幅広い世代の意見やいろいろな地域の魅力を知ることができる」と、地元の身近なニュースを読む楽しさを口にし、自分の意見や考えを持ち続けることを誓った。

 訪れたのは小学生の部で優秀賞の山岸友里子さん(邑知小5年)、佳作の森田樹生君(羽咋小5年)、中学生の部で優秀賞の内田未唯奈さん(邑知中2年)、澤田未羽さん(同3年)、佳作の岩本真和花さん(羽咋中3年)。

 5人は岸市長や八島和彦教育長に、国宝化を目指す妙成寺をはじめ最大震度6強を観測した珠洲の地震など、自身が取り上げた羽咋、石川の記事や、感想文の内容を紹介した。

 岸市長はそれぞれを祝福し、「今はインターネットが盛んだが、新聞で活字に触れることが大切。いろいろなことに対して自分の意見をしっかり表現できる力は、将来必ず役に立つ」と語り掛けた。

  ●「自分の考えどんどん広がる」

 澤田さんは能登で放鳥に向けた取り組みが進むトキについて取り上げ、中学1年から3年連続で入賞を果たした。新聞に目を通すことが習慣になっているとし「読んだ感想を文章にすると、自分の考えがどんどん広がっていくのが分かる」と話した。

 優秀学校賞に選ばれた邑知小の濵田弘一校長、羽咋中の宮下裕樹校長も入賞を報告した。

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