川勝平太知事に発言の訂正求める決議案 全会一致で可決 文化施設構想めぐり「詰めの段階」と発言=静岡県議会【速報】

静岡県の川勝平太知事が静岡県議会にはからずに、新たな文化施設の構想を外部に語った問題をめぐり、県議会は12月6日午前、川勝知事に発言の訂正を求める決議案を提出し、全会一致で可決しました。

川勝知事は10月、外部との懇談会で静岡県三島市の国有地に東アジア文化都市の発展的継承センターを作る構想を語り、「詰めの段階」などと発言しました。県議会はこの発言を「議会にはかる前で時期尚早」だとして問題視し、総務委員会などで川勝知事の発言や県と国の協議内容を調査してきました。

そして、11月29日、川勝知事の発言が混乱を招いたとして、県議会の総務委員会は
「詰めの段階」という発言の速やかな訂正と今後は決して軽率で不用意な発言をしないよう申し入れました。

しかし、川勝知事は12月1日に開会した県議会12月定例会の初日に「発言の訂正をしない」と明言したことで県議会は全議員の総意として発言の訂正を求める決議案を可決させ、議会として意思表示をした形です。

決議の文書は6日午前、議長から直接、川勝知事に手渡されました。

© 静岡放送株式会社