チョウの金色に光るさなぎでクリスマスツリーを飾る「黄金のサナギツリー」の展示が6日、栃木県真岡市下籠谷(しもこもりや)の井頭公園花ちょう遊館で始まった。
「オオゴマダラ」のさなぎは、黄色から徐々に固まって金色になる性質がある。「ツマムラサキマダラ」の銀色、「リュウキュウアサギマダラ」の黄緑色のさなぎと合わせて約220個を、高さ約2メートルのもみの木にあしらっている。館内を優雅に舞うチョウと併せて楽しめる。
展示はクリスマスに合わせた恒例の企画。宇都宮市御幸町、パート従業員菊池麻美(きくちあさみ)さん(35)は、自宅でアゲハチョウの芋虫を育てるほどチョウが大好きな長女彩夏(さいか)ちゃん(5)ら家族3人で訪れた。「こんなにキラキラした輝きがどうやって生まれるのか、自然の不思議さを感じます」と見入っていた。
28日まで。火曜休館。時季が合えば、クリスマスごろから羽化が見られる可能性がある。