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県は、広島市南区にある最大級の被爆建物、旧広島陸軍被服支廠について、将来的な活用イメージを明らかにしました。
県の担当者
「(被服支廠の)1号棟については、広島の自然や歴史・文化、平和を学べる拠点という位置づけ」
県によりますと、被服支廠に4棟あるうちの「1号棟」は平和学習の拠点として、被爆の実相を学ぶ展示室やライブラリー、収蔵庫などの施設がイメージされているということです。
また、「2、3、4号棟」は県民の交流拠点や、国内外の人々が訪れる拠点として、図書館やホテルなどの施設がイメージされています。
今後、国と県、広島市で構成する研究会で、具体的に検討が行われるということです。このほか、県が所有する3棟のうち1棟を、広島市に無償譲渡することも協議されているということです。
県議からは、「広島市に3棟全てを無償譲渡することを含め、幅広く協議すればいいのではないか」といった意見も出されました。
県の担当者
「無償譲渡、3棟全てとか将来の管理・維持の問題については、今後の研究会での具体的な活用の議論に関わると思っている」
被服支廠は先月、国の文化審議会が国の重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申しています。