広島県内の企業「後継者不在率」が改善 56.6%で過去最も低い数字に 帝国データバンク調査

後継者がいない広島県内企業の割合は、この10年あまりで改善し過去最も低い数字となったことが、民間の調査会社のまとめで分かりました。

帝国データバンク広島支店によりますと6000社を超える県内企業を分析した結果、後継者がいない企業の割合=不在者率は56.6パーセントでした。

これまでの調査で最も高かった不在者率は2014年の75.2%で、この10年あまりで、18.6ポイント改善した結果になりました。

帝国データバンクでは「官民一体となったマッチングサポートの成果が現れた」とみています。

業種別の後継者不在率は、「建設業」(67.2%)が最も高く、続いて「サービス業」(64.8%)、「小売業」(60.4%)の順番になっています。

帝国データバンクは「社長年齢が高い企業ほど、事業継承の道筋を早急につけることが望まれる」としています。

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